公開日:2022.11.07
更新日:2022.12.20
パソコンのリサイクル
パソコンリサイクルのしくみ
これは、パソコンを作っているメーカーが、自分の会社で作った製品を責任を持って回収して、リサイクルするというしくみです。対象になるのは図のようなパソコンです。ただしこのシステムで、メーカーがリサイクル費用(回収再資源化料金)を負担するのは、会社や事務所ではなく個人が自宅で使うために買ったもので、PCリサイクルマークの付いた製品だけです。
この方法での回収の申し込みは、廃棄するパソコンのメーカーの受付窓口で申し込みます(一般社団法人パソコン3R推進協議会HP参照)。
倒産や事業撤退したメーカーのパソコンや自作パソコンなど、回収するメーカーがないパソコンは一般社団法人パソコン3R推進協会有償で回収しています。
パソコンメーカーによる回収のほか、2012年4月から「小型家電リサイクル法」に基づく小型家電の回収・リサイクルも開始され、一部の家電量販店や市区町村ではパソコンの回収も行われています。
パソコンリサイクルの流れ
【STEP1】手作業で大きなパーツごとに分解 ・分別 します
搬入されたパソコンは、まず手作業で、筐体、プリント基板、HDDなどのユニット部品、ケーブル等、大きなパーツごとに分解・分別されます。
【STEP2】分解 されたパーツごとに資源 化します
STEP1で分別されたパーツ類をパーツごとに資源化します。
金属部品・ユニット部品は、必要に応じ破砕され、再資源化業者の手で、鉄、アルミ、銅の素材に再生されます。
プラスチック部品は、プラスチック再生業者の手で、プラスチック原料に再生されます。
【STEP3】資源 化から再 利用 へ
プリント基板などから、金属製錬所や貴金属回収業者の手で金、銀、パラジウムなどの貴金属が回収されます。
また、パソコンにふくまれるネオジウムなどの希少金属(金・銀・コバルトなどの天然の存在量が少ない金属)のリサイクル技術の開発も行われています。
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家電のリサイクル
アーカイブ
2003年10月1日から、「資源有効利用促進法」に基づき、家庭から排出される使用済みパソコンの回収・リサイクルを行う「PCリサイクル」が始まりました。