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原料・モノマー化

原料・モノマー化とは

 プラスチックをつくるときは、原料のナフサに熱を加え、「エチレン・プロピレン(気体)」「ベンゼン(液体)」など、プラスチックのもとになる製品原料を作ります。これらは、「水素(すいそ)」と「炭素(たんそ)」がむすびついた「分子」です。この分子に化学反応を起こして、たくさんつなぎ合わせるとプラスチックができるわけです。

 このとき、分子をたくさんつなぎ合わせることを重合といいます。分子同士の結びつきの形の違いによって、 いろいろな種類のプラスチックになります。たとえば、ポリエチレンはエチレンという分子が数千から数万結合してできた重合体です。このとき、もとになるエチレン分子の一つをモノマー、たくさんつなぎ合わさったものをポリマーといいます。

 逆に、使い終わったプラスチックを、化学反応を利用して分解し(解重合といいます)、もとの製品原料やモノマーまでもどすことを原料・モノマー化と呼んでいます。
 このプラスチックのモノマー化の技術があれば、どんなプラスチックも、リサイクルして同じ使い道で何度も使うことができるようになり、資源を節約することができます。
 日本では、世界で初めて、ペットボトルをリサイクルしてもう一度飲料用ペットボトルを作る技術が開発され、世界の注目を集めています。(従来のマテリアルリサイクルでは、品質および衛生上の観点から飲料用ボトルにリサイクルは行われていませんでした)

「ボトル to ボトル」リサイクル

 使い終わったペットボトルは、これまでも、回収されて、いろいろなプラスチック製品に生まれ変わってきました。(ペットボトルのリサイクル参照)これらは、マテリアルリサイクルといって、ペットボトルをフレークやペレットにして、リサイクル品を作るというしくみです。この方法を繰り返すと、プラスチックの分子は徐々に疲れてきて、最後はリサイクルできない状態になってしまいます。

 これに対して、化学的な方法で原料やモノマーまでもどせば、プラスチックは何度も繰り返し使うことができます。

原料・モノマー

 この方法でリサイクルして、ペットボトルからペットボトルを作ることを、「ボトル to ボトル」と呼んでいます。現在、日本で、この技術を使ってペットボトルを再生しているのは、二つの会社です。

その方法を見てみましょう。

原料・モノマー化のしくみ

ボトルtoボトル
写真提供:帝人株式会社

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企画・制作 一般社団法人 プラスチック循環利用協会 監修 全国小中学校環境教育研究会