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こんなところでもプラスチックが活躍(かつやく)

プラスチックは、意外(いがい)なところにも使われています。いくつか(れい)を見てみましょう。

牛乳パックなどの紙パック

 紙でできた牛乳パックやお酒、ジュースのパックを、紙パックといいます。紙パックは紙でできていますが、紙だけだと水分でとけたり、湿気(しっけ)()う、においがうつるなどの欠点(けってん)があるため、これをふせぐために紙の両面(りょうめん) (内がわと外がわ)には低密度(ていみつど)ポリエチレンのうすいまくがはってあります。この技術(ぎじゅつ)をラミネート加工(かこう)といいます。
 ジュースやお茶、日本酒のように冷蔵庫(れいぞうこ)に入れずに常温保存(じょうおんほぞん)できるものには、内がわの低密度(ていみつど)ポリエチレンの次にアルミはくがはってあります。これは、中の飲料(いんりょう)酸素(さんそ)変質(へんしつ)させないことが目的です。


紙パックの構造(こうぞう)
資料提供:日本テトラパック株式会社


自動車のガソリンタンク

ガソリンを通しにくい樹脂(じゅし)と組み合わせてつくられています。プラスチック製のタンクは、軽くてさびつかない、自動車の中の構造(こうぞう)に合わせて自由に形がつくれるので、タンクを大きくすることもできるという長所があります。ヨーロッパやアメリカではプラスチック製の燃料(ねんりょう)タンクのほうが多くなっていますが、日本ではこれから()えていくと予想(よそう)されます。

自動車(じどうしゃ)部品(ぶひん)はプラスチック(せい)のものが次々(つぎつぎ)開発(かいはつ)されています。それは(しょう)エネやリサイクルがしやすくなるからです。自動車(じどうしゃ)燃料(ねんりょう)タンクも、以前(いぜん)鋼鉄(こうてつ)でできていましたが、最近(さいきん)では高密度(こうみつど)ポリエチレンとガソリンを(とお)しにくい樹脂(じゅし)組み合わせた(くみあわせた)ものが主流(しゅりゅう)となってきています。プラスチック(せい)のタンクは、軽くてかるさびつかない、自動車(じどうしゃ)の中の構造(こうぞう)に合わせて自由(じゆう)(かたち)がつくれるので、タンクを大きくすることもできるという長所(ちょうしょ)があります。燃料(ねんりょう)タンクのプラスチック化は、ヨーロッパでは90%以上(いじょう)、アメリカ合衆国(がっしゅうこく)でも80%に(たっ)しています。日本(にほん)では、ヨーロッパやアメリカ合衆国(がっしゅうこく)(くら)採用(さいよう)(おく)れており、50%を()えたところです。

自動車のガソリンタンク
写真提供:日本ポリスチレン(株)


東京ドームの屋根(やね)

 東京ドームなどのドーム式球場(きゅうじょう)は、膜構造(まくこうぞう)という建築(けんちく)の方法をとっています。東京ドームの屋根(やね)はガラスクロスの表面(ひょうめん)フッ素樹脂(ふっそじゅし)でコーティングした繊維素材(せんいそざい)でできていて、雨や風など、天候(てんこう)が悪くてもたえられることや、火に強い、よごれがつきにくいなどの特徴(とくちょう)があります。うすい(まく)なので、光も通しやすく、軽いという長所(ちょうしょ)もあります。

東京ドームの屋根(やね)


風力発電(ふうりょくはつでん)のプロペラ

 自然()エネルギーを利用した風力発電(ふうりょくはつでん)のプロペラ(ブレードといいます)は、不飽和(ふほうわ)ポリエステル樹脂(じゅし)やエポキシ樹脂(じゅし)をガラス繊維(せんい)炭素(たんそ)繊維(せんい)強化(きょうか)した繊維(せんい)強化(きょうか)プラスチックが使われています。軽くてじょうぶなのが特徴(とくちょう)です。

風力発電(ふうりょくはつでん)のプロペラ
写真提供:松尾橋梁株式会社


新幹線(しんかんせん)N700(けい)車両(しゃりょう)(まど)

東海道(とうかいどう)山陽新幹線(さんようしんかんせん)に2007年7月から導入(どうにゅう)されたN700(けい)新車両(しんしゃりょう)は、スピードアップと(しょう)エネのため、プラスチックを活用(かつよう)しています。ガラス(まど)特殊(とくしゅ)ポリカーボネートというプラスチックにかえ、(やく)3(わり)(かる)くすることができました。さらに、このプラスチックの使用(しよう)により、車体(しゃたい)(まど)(あつ)みをそろえられたため、走っているときの音も小さくすることができました。

新幹線(しんかんせん)N700(けい)車両(しゃりょう)(まど)


清涼飲料自動販売機(せいりょういんりょうじどうはんばいき)の商品見本

清涼飲料自動販売機(せいりょういんりょうじどうはんばいき)の商品見本(ダミー缶ともいいます)は、商品がPETボトル入りだけでなく金属缶入りであっても、プラスチックのシートに印刷してから成形して作っているケースがあります。商品ひとつひとつを加工して作るより生産性(せいさんせい)が優れており、安価(あんか)なためです。

清涼飲料自動販売機(せいりょういんりょうじどうはんばいき)の商品見本


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企画・制作 一般社団法人 プラスチック循環利用協会 監修 全国小中学校環境教育研究会