マテリアルリサイクルとは
マテリアルリサイクル(材料リサイクル)とは、廃プラスチックを溶かして、もう一度プラスチックの原料にして、新しい製品をつくる技術です。

マテリアルリサイクルされるものは、以前はプラスチックの製造、加工や商品の流通段階で排出される廃プラスチックがほとんどでした。プラスチックの種類がはっきりしている、よごれや異物が少ない、量的にまとまっているという理由で原料にしやすかったからです。が、現在では、容器包装リサイクル法が施行され、家庭やお店、事務所から出る廃プラスチックも、分別・品質管理・配合・製造加工技術の向上などにより、マテリアルリサイクルの対象となるものがペットボトルを中心に増えています。
マテリアルリサイクルするとき、よごれや異物が多いと、品質のよいリサイクル製品ができません。使用済みのプラスチックは、よく洗って、まちのルールにしたがって分別して出すことが大切です。
- よごれや異物が多い
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- きれいに洗って分別
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リサイクル製品
廃プラスチックを原料にした再生加工品には、コンテナ、ベンチやフェンス、遊具、土木シート、包装運搬、土木建築、住宅、公園、道路、鉄道、農林水産関係の用品、施設用部材までさまざまなものがあります。これらのリサイクル製品は、じょうぶで、軽くて、加工しやすいなど、プラスチックの性質を生かして、鉄やコンクリート、木材のかわりとして使われています。
一方、ペットボトルなど家庭などから出される使用済みプラスチックは、繊維製品、包装資材、ボトルや文房具、日用品などに生まれ変わっています。
建設資材・文房具・日用品など
花壇用擬木
散水栓ボックス
鉄道標識
駐車場車止め
パレット
公園柵擬木
杭
植木鉢
定規
洗面器
風呂イス
すのこ
写真提供:日本プラスチック有効利用組合他
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