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家庭用電気製品(家電)のリサイクル

 家庭で使用済みとなった電気製品は、以前は市町村が粗大ごみとして集めて、焼却処分したり埋め立て処分したりしていました。しかし電気製品に使われているいろいろな材料の中には、資源としてもう一度利用できるものがたくさんあり、これを捨てるのは資源のむだづかいになります。そこで、2001年(平成13年)4月から、「家電リサイクル法」によって、家庭電気製品のリサイクルが始まりました。
(写真提供:JFEアーバンリサイクル)

家電リサイクル法とは

 家電リサイクル法とは、家電製品の再資源化について決めた法律です。この法律では、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンという4つの大型家電製品を、資源にもどしてもう一度活用することが決められました。この4種類の製品だけで、家庭から出る使用済みの家電製品全体の重さの80%になるため、まず、この4つが選ばれたのです。また、この法律では、4つの品目についてそれぞれの「再商品化基準(さいしょうひんかきじゅん)」というものを決めました。これは、使わなくなった製品を部品や材料として再利用できる状態にもどすときは、たとえばエアコンなら全体の重さの60%以上を再利用できる状態にもどしなさいという意味です。
  エアコン テレビ 冷蔵庫・冷凍庫 洗濯機・衣類乾燥機
再商品化基準 60%以上 55%以上 50%以上 50%以上
実際の再商品化率(平成21年度) 88% 86%(ブラウン管)
(液晶・プラズマは74%)
75% 85%
出典:(財)家電製品協会
※平成21年度より、液晶・プラズマテレビ及び衣類乾燥機が対象機器として追加
(洗濯機・衣類乾燥機の平成19、20年度の再商品化率は、洗濯機のみの値)
だれがどんな役割?
 家電リサイクル法は、消費者・家電小売店・家電メーカーがそれぞれ以下のような役割を果たし、協力してこそ成り立つしくみです。
消費者の役割使用済み家電を販売店に適正に引き渡します。リサイクル料金と収集運搬費用を支払います。
販売店の役割消費者から過去に販売した家電、使用済み製品を引き取ります。消費者から引き取った使用済み家電を指定引き取り場所まで運搬します。
製造業者の役割使用済み家電を指定引き取り場所から、リサイクル工場まで運搬します。
リサイクル工場でフロンの適正処理をしたうえ、使用済み家電を再資源化します。

家電リサイクル・それぞれの役割



家電リサイクル券 写真・家電リサイクル券

 これが家電リサイクル券です。消費者は、ふつう、この券を小売店から買い、引き取ってもらう電気製品に貼り、小売店からその控えをもらいます。小売店は、券を貼った廃家電をメーカーを通じて決められたリサイクル工場に運び、必ずリサイクルしてもらわなければなりません。消費者が直接、リサイクル工場に電気製品を運ぶときは、郵便局から「家電リサイクルセンター」にお金を送ることによってリサイクル費用を払ったことになります。

 リサイクル券の値段(リサイクルにかかる費用+運ぶ費用)は、メーカーによって違いますが、だいたい下の表ぐらい(税込価格)になります。

エアコン テレビ
(ブラウン管式)
電気冷蔵庫
電気冷凍庫
電気洗濯機
3,675〜4,714円 2,835円 4,830〜5,869円 2,520〜3,444円


どこでリサイクルされるの?

 家庭電気製品をリサイクルする工場(製品を作る工場ではないので、「リサイクルプラント」と呼びます)は、平成16年3月末時点で、全国に41カ所あります。これらの工場は、どのメーカーの製品を扱うかによって、大きくA、Bの二つのグループに分かれています。

リサイクルプラントの一覧と、見学を受け入れている家電リサイクルプラントの一覧は、資料・統計ページを見てください。


どのくらいリサイクルされているの?

 平成21年度の1年間に家電リサイクル工場に運び込まれた廃家電4品目の合計は1,878万台です。その内訳は、テレビが153/105万台(全体の32%)、冷蔵庫と洗濯機がそれぞれ300万台(同28%)、エアコンが21万台(同20%)となっています。リサイクルされる使用済み家電の数は、毎年、少しずつ増えています。

グラフ・月別引き取り台数の推移
グラフ・全国のリサイクルプラントにおける月毎の引き取り台数
出典:(財)家電製品協会

家電リサイクルのしかた

 家電のリサイクルプラントでは、テレビだけ、エアコンだけというふうに、別々にリサイクルするのではなく、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の4つの品目を合わせてリサイクルしています。また、パソコンや、ほかの電気製品も受け入れ、リサイクルしているところもあります。

リサイクルプラントの流れの一例
(参考資料:サンヨー株式会社HP)

各家電製品のくわしいリサイクル方法を知るには、以下のリンクをクリックしてください。

テレビのリサイクル
エアコンのリサイクル
洗濯機のリサイクル
冷蔵庫のリサイクル

リサイクルしやすい製品を作る努力

 家電リサイクル法では、製造業者(家電メーカー)に対して、排出される家電廃棄物を減らすために、(1)設計・製造段階から、長く使える製品を作るようにすること、(2)故障したら修理する体制を整えること、(3)リサイクルしやすい製品を作ることを求めています。

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企画・制作 一般社団法人 プラスチック循環利用協会 監修 全国小中学校環境教育研究会