家電リサイクル券
これが家電リサイクル券です。消費者は、ふつう、この券を小売店から買い、引き取ってもらう電気製品に貼り、小売店からその控えをもらいます。小売店は、券を貼った廃家電をメーカーを通じて決められたリサイクル工場に運び、必ずリサイクルしてもらわなければなりません。消費者が直接、リサイクル工場に電気製品を運ぶときは、郵便局・ゆうちょ銀行から「家電リサイクルセンター」にお金を送ることによってリサイクル費用を払ったことになります。
リサイクル券の値段(リサイクルにかかる費用は、家電の種類とメーカーによって違います。
一般財団法人家電製品協会 家電リサイクル券センターのホームページ (https://www.rkc.aeha.or.jp/)を見てください。
小売店を通す場合のリサイクル券
郵便局・ゆうちょ銀行でリサイクル料金を支払う場合のリサイクル券
どこでリサイクルされるの?
家庭電気製品をリサイクルする工場(製品を作る工場ではないので、「リサイクルプラント」と呼びます)は、2020年7月末時点で、全国に44カ所あります。これらの工場は、どのメーカーの製品を扱うかによって、大きくA、Bの二つのグループに分かれています。
リサイクルプラントの一覧と、見学を受け入れている家電リサイクルプラントの一覧は、資料・統計ページを見てください。
どのくらいリサイクルされているの?
2019年度の1年間に家電リサイクル工場に運び込まれた廃家電4品目の合計は1,477万台です。その内訳は、エアコンが358万台(全体の24%)、ブラウン管式テレビが99万台(同7%)、液晶・プラズマ式テレビが237万台(同16%)、冷蔵庫・冷凍庫が360万台(同24%)、洗濯機・衣類乾燥機が423万台(同29%)となっています。リサイクルされる使用済み家電の数は、毎年、少しずつ増えています。

出典:一般財団法人家電製品協会
2019年度の品目別の再商品化率は、エアコン92%、ブラウン管式テレビ71%、液晶・プラズマ式テレビ85%、冷蔵庫・冷凍庫80%、洗濯機・衣類乾燥機91%となり、家電リサイクル法に定められた再商品化等の基準値を上回る実績をあげています。

出典:一般財団法人家電製品協会
家電リサイクルのしかた
家電のリサイクルプラントでは、テレビだけ、エアコンだけというふうに、別々にリサイクルするのではなく、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の4つの品目を合わせてリサイクルしています。また、パソコンや、ほかの電気製品も受け入れ、リサイクルしているところもあります。
リサイクルプラントの流れの一例
(参考資料:サンヨー株式会社HP)
各家電製品のくわしいリサイクル方法を知るには、以下のリンクをクリックしてください。
テレビのリサイクル
エアコンのリサイクル
洗濯機・衣類乾燥機のリサイクル
冷蔵庫・冷凍庫のリサイクル
リサイクルしやすい製品を作る努力
家電リサイクル法では、製造業者(家電メーカー)に対して、排出される家電廃棄物を減らすために、(1)設計・製造段階から、長く使える製品を作るようにすること、(2)故障したら修理する体制を整えること、(3)リサイクルしやすい製品を作ることを求めています。
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企画・制作 一般社団法人 プラスチック循環利用協会 監修 全国小中学校環境教育研究会