とくに容器包装にはプラスチックが多く使われるけれど、
プラスチックでないとダメな理由ってあるの?
![とくに容器包装にはプラスチックが多く使われるけれど、プラスチックでないとダメな理由ってあるの?](https://www.pwmi.jp/websys/wp-content/themes/pwmi/assets/img/plastics-recycle20091119/common/balloon_woman_04.gif)
私たちの身のまわりには、さまざまな素材の容器包装があります。
なぜその商品にその容器が採用されているのかは、中身の商品がどんなもので、容器包装に対してどのような特性が求められているのかによると考えられます。
その意味で、特定のプラスチックでないとダメな理由というのもありえます。
食品の容器包装を例に見てみましょう。
容器包装がプラスチックであるわけ
プラスチックの包装材は、それぞれの持つ特性によって、暮らしのさまざまなシーンを支えています。
●容器ごと電子レンジで調理(PE、PP、PET)
お弁当を温めたり、レトルト食品を調理したり。調理するための温度(100℃くらいまで)に耐えられること、レトルト食品の場合は密封性やガスバリア性(空気や酸素を通さない性質)にも優れていることが必要です。
![容器ごと電子レンジで調理(PE、PET)図](https://www.pwmi.jp/websys/wp-content/themes/pwmi/assets/img/plastics-recycle20091119/life/life_fig5-2.gif)
●飲料水の持ち運び(PETボトル)
キャップが閉められて、軽く、落としても割れません。PET 樹脂の透明性・強さ・ガスバリア性が役立っています。
![飲料水の持ち運び(PETボトル)図](https://www.pwmi.jp/websys/wp-content/themes/pwmi/assets/img/plastics-recycle20091119/life/life_fig5-1.gif)
●賞味期間を延長(複合材)
たとえばマヨネーズは、酸化させないことがおいしさの秘訣。短期間に消費するものではないため、ポリエチレンに酸素バリア層をはさみこんだ多層構造にし、品質を長期間保っています。
![賞味期間を延長(複合材)参考写真](https://www.pwmi.jp/websys/wp-content/themes/pwmi/assets/img/plastics-recycle20091119/life/life_fig5-3.jpg)
提供:キユーピー株式会社
●スナック菓子のおいしさを保つ(複合材)
油の酸化、湿気、紫外線によって風味が落ちてしまうスナック菓子を、積層(ラミネート構造)の包装材が守っています。一種類のフィルムだけではその素材の持つ性質に限界がありますが、積層することにより、それぞれの特性が組み合わさって強い特性を作り出しています。
![スナック菓子のおいしさを保つ(複合材)図](https://www.pwmi.jp/websys/wp-content/themes/pwmi/assets/img/plastics-recycle20091119/life/life_fig5-4.gif)
●カットフルーツやイチゴのパック(PET)
容器が透明だから中身がよく見えます。つぶれやすい果物などの保護にもなっています。
![イチゴを買うときは、容器を底から見てつぶれていないか確認するわ。のイラスト](https://www.pwmi.jp/websys/wp-content/themes/pwmi/assets/img/plastics-recycle20091119/life/life_fig5-5.gif)
便利なのはわかるけれど、びんや缶のように
きちんとリサイクル
されているのかしら?
![便利なのはわかるけれど、びんや缶のようにきちんとリサイクルされているのかしら?](https://www.pwmi.jp/websys/wp-content/themes/pwmi/assets/img/plastics-recycle20091119/common/balloon_woman_01.gif)