プラスチックのリサイクル

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リサイクルの目的は?

リサイクルって、「再生」することですよね。「燃やして熱回収」は、リサイクルとはいえないのでは?

リサイクルは何のためにするもの?

私たちは一般的に「リサイクル」という言葉を「有効利用」の意味で使っています(たとえば、町の「リサイクルショップ」は厳密に言うと「リユースショップ」ですよね)。
「燃やして熱回収(サーマルリサイクル)」も、廃プラスチックを有効利用する手法の一つです。
「リサイクルと言えるかどうか」にこだわらず、「適正に有効利用できているか」で考えてみてはいかがでしょうか。

リサイクルの目的は「リサイクルすること」ではありません。
リサイクルするとき使われる資源が、同じものを新しく作るときに使われる資源より多かったら?
リサイクルをしても、環境負荷が減らなかったら?
これではリサイクルする意味がありません。リサイクルの目的は、資源の循環的利用(リサイクル)により、限りある天然資源の消費を抑制し埋立処分量を減らすなど、環境への負荷をできるかぎり軽減することです(循環型社会形成推進基本法)。

また、リサイクルにかかるコストが大きすぎるリサイクルは、現実的ではないでしょう。
循環型社会をつくるための「正しいリサイクル」は、石油などの資源の消費と環境負荷を低減できる、しかも実現可能なリサイクルです。資源の消費、環境への負荷、社会的コストをトータルで見たとき、ベストな選択はマテリアルリサイクル(再生利用)ではないかもしれないのです。

どんなリサイクルをするべきか、あるいはリサイクルをするかしないか、その判断にはLCA(ライフサイクルアセスメント)の視点が不可欠です。

「リサイクル」という言葉を考え直す必要があるかも?
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多くの国で行われているエネルギーリカバリー

ヨーロッパでは、廃プラスチックのリサイクルについて、多くの国でエネルギーリカバリー(焼却によるエネルギー回収。日本のサーマルリサイクル)が行われています。

日本でも、2005年に廃棄物処理法が改正され、「まず発生抑制を、次に再利用を推進することとした上で、なお残るものについて直接埋め立てを行わず、熱回収を行うのが適当」として、焼却・エネルギー回収による埋立ゼロを目指した取り組みをスタートしています。

EU各国における廃プラスチック処理の図
「なお残るもの」って、なんだろう?
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