プラスチックのリサイクル

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プラスチックは石油をどれくらい消費している?

身のまわりには、プラスチック製品があふれてる。プラスチックの生産量を減らせば、石油の輸入量をすごく減らせるのでは?

プラスチック生産に使われる原油は、わずか3%(2018年)

日本では、原油を精製して得られるナフサから石油化学製品を作ります。
2018年に消費されたナフサの量は約4,346万キロリットル※1(質量換算すると約3,042万トン※2)です。内訳は、日本が輸入した原油を精製して得られたナフサが1,645万キロリットル※1、ナフサ単独で輸入した量が2,702万キロリットル※1です。この中から1,067万トン※1のプラスチックが製造されました。ナフサ4,346万キロリットルは、 原油4億7千万キロリットル※3(4億トン※2)から得られます。したがって、プラスチックの生産に使われた原油の割合は、割合にすると約3%となります。

※1 石油化学工業会「石油化学工業の現状」2018年版より。
※2 液体である原油やナフサは体積(キロリットル)で表し、固体であるプラスチックは質量(トン)で表します。このため、原油とナフサの体積を質量に換算して計算しています。(密度は、原油0.85g/cm3、ナフサ0.7g/cm3
※3 輸入したナフサを精製するのに使われた原油の量を含みます。

石油化学基礎製品、プラスチックの生産に使われた原油の割合(2018年)の図
意外と少ないのね。
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プラスチックを減らしても…?

プラスチックは製造段階で石油などのエネルギー資源を消費しますが、使用段階では、逆にエネルギー資源の節約になる場合がたくさんあります。生産時に発生する環境負荷の量より、使用時に減らせる環境負荷の量のほうが多いため、トータルで環境負荷の低減が図れます。
プラスチックの代わりに他の素材を使った場合、それがプラスチックより重ければ、輸送時に多くのエネルギーを消費します。食品の容器包装に使う素材が密閉性の悪いものであったり、空気や酸素を遮断する性質がプラスチックより劣る場合は、中身の品質を保つために冷蔵・冷凍が必要になるなど、より多くのエネルギーを消費することになるでしょう。

このように、省エネや環境を考えるときは、製品のライフサイクル全般を定量的に評価するLCA(ライフサイクルアセスメント)的なものの見方が大切になってくるのです。(LCAについて詳しくは、こちら

使用段階でエネルギー資源の節約になった例の図
なるほど。作るときのエネルギー消費量だけでなく、使うときのエネルギー消費量も考えないとね。
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