プラスチック図書館で使われているむずかしいことばを解説しています。
むずかしいことば
アルファベット あ か さ た な は ま や ら わ / さくいん
プラスチックのしゅるい
アルファベット あ か さ た な は ま や ら わ / さくいん
メタン。メタンガスともいう。温室効果ガスの一つ。自然界では、湿原や湖沼などにたまった有機物が水中で腐敗・発酵して発生しています。人工的な発生源としては、天然ガスの採掘、家畜や水田など農業に起因するもの、埋立地における腐敗・発酵などがあります。都市ガスに用いられている液化天然ガス(LNG)の主成分であるほか、水素やメタノールなどの製造原料として使われています。
二酸化炭素。炭酸ガスともいう。人間、動物の呼吸や、石油、石炭などの化石燃料を燃やすことによって発生する気体で、大気中にあります。それ自体は有害ではありませんが、温室効果があり、濃度が高まると地球温暖化を招くため、発生を抑える必要があります。
国際規格に沿った事業活動をしているかどうかを審査する機関。
亜酸化窒素。無色の気体で麻酔作用があり、笑気ガスとも呼ばれます。二酸化炭素、メタン、クロロフルオロカーボン(CFC)などとともに代表的な温室効果ガスの一つ。温室効果の強さは二酸化炭素を1とすると、亜酸化窒素では約100倍になるといわれています。ものが燃えたときや、窒素肥料をまいたときに発生するといわれています。
Refuse Derived Fuelの略。ごみ固形燃料。主に家庭から排出される可燃ごみ(生ごみ、紙ごみ、廃プラスチックなど)を破砕、選別、乾燥、固形化し、利用しやすい性状の固形燃料にしたもの。これを使って発電することをRDF発電と呼びます。
Refuse Paper & Plastic Fuelの略。主に、産業廃棄物の古紙、木くず、廃プラスチックなどを混ぜて、圧縮、成形、乾燥して作られる新型固形燃料のこと。原料にプラスチック分が多いため、カロリーが高く、取り扱いが容易だといわれています。石炭や石油、コークスの代わりに使えます。
古紙を使ってつくられた製品であることを示すマークで、古紙配合率を数字であらわしています。
プラスチック製品をつくる一つの方法。プラスチックの原料を金型に流し込み、圧力をかけて、形を整えます。バケツなどの製品はこの方法で作られます。
家庭から排出される廃棄物と、産業廃棄物に指定されていない商店、事務所、工場などから排出される廃棄物の2種類に分けられます。前者は家庭系廃棄物、後者は事業系一般廃棄物に分類されます。
一般的には、金などを製錬後に型に流し込んで固めたものをさします。プラスチックでは、リサイクルするために、発泡スチロールなどの使用済みプラスチックを溶かして、立方形の型に流し込み、固めたもののことをいいます。
プラスチック製品をつくる一つの方法。
ごみは、収集・運搬されたあと、焼却して灰にするなどの中間処理を経て、埋め立てます。これを埋め立て処分といいます。
環境にやさしい商品に付けられるマーク。環境省の指導のもと(財)日本環境協会が、製造過程、使用するとき、捨てるときの環境への影響の少ないものにマークをつけることを認めています。
原油からとりだしたナフサに、熱をくわえてつくられた、プラスチックのもとになる製品(石油化学基礎製品)のひとつです。エチレンは、水素と炭素がむすびついた「分子」で、気体です。この分子を1万個くらいつなぎあわせたものが、ポリエチレン(固体)です。
プラスチック製品をつくる一つの方法。プラスチックを加熱シリンダでやわらかく溶かして、スクリューで押出して、切り口が同じ形の製品を次々につくる方法です。切り口の形により、フィルム、シート、パイプなどいろいろな形の製品をつくることができます。
太陽光線は大気を通過して、地表をあたため、熱を吸収した地表からは赤外線が大気中に放射されます。大気中の二酸化炭素、メタンなどの気体が、地球の放射する赤外線を吸収し、地球を温室のように暖めています。この現象を温室効果といい、これによって地球の表面温度は平均15℃程度に保たれています。このような温室効果をもたらすガスは、二酸化炭素、フロン、メタンなど50種以上あり、温室効果ガスと呼びます。
「気候変動に関する国際連合枠組条約(気候変動枠組条約)」の第3回締約国会議。1997年に京都で開催され、京都議定書を採択しました。
ごみを低温、高温、二段階で燃焼し、ガスにして、ガスと固形分を高温で燃焼し、残った灰分を溶かして、化学原料として使う技術。以前の焼却炉より高温の1,300〜1,500度で燃やすので、ダイオキシン類の発生が基準以下に減らせるのが最大のメリット。
使用済みプラスチックを化学的に処理してリサイクルする方法の一つで、プラスチックをガスにして化学原料に使うことをいいます。
2003年からパソコンの製造業者および輸入販売業者(メーカー等)は家庭用使用済みパソコンの回収・リサイクルを行っています。これは、資源有効活用促進法に基づき、メーカー等が回収制度をつくったものです。
正式名称は、特定家庭用機器再商品化法。不要になったテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの4品目をメーカーが有料で回収し、リサイクルすることを義務づける法律。
プラスチック製品をつくる一つの方法。プラスチック原料を熱ロールで薄く引きのばして、シート、フィルム、レザー、床材などを作る方法です。
EMS。環境マネジメントシステムともいう。企業が経営方針の中に環境に関する方針を取り入れ、計画策定・実施・運用する一連の環境管理の取り組みをするには、組織や責任、実務、手順、プロセス、経営資源が必要になります。そのための規格を示したものがISO14001です。
地球サミットとも呼ばれます。1972年6月にストックホルムで開催された国連人間環境会議の20周年に、1992年6月にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された国際会議で、約180カ国の首脳、政府代表が参加しました。この会議では、「環境と開発に関するリオデジャネイロ宣言(リオ宣言)」やこの宣言の諸原則を実施するための「アジェンダ21」、「森林原則声明」が合意され、「気候変動枠組条約」と「生物多様性条約」への署名も開始されました。
1984年国連に設置された「環境と開発に関する世界委員会」(WCED=World Commission on Environment and Development)のこと。1987年までの計8回の会合の後、報告書『地球の未来を守るために』をまとめ、環境保全と開発の関係について「将来世代のニーズを損なうことなく現在の世代のニーズを満たすこと」という「持続可能な開発」という考えを打ち出しました。
EPE(Environmental Performance Evaluation)。組織の環境に関する活動や実績などを評価する手法で、国際規格としては、ISO14031で示される。
環境保全に役立つ商品につけるマーク。ISOの国際規格では、ISO14020台が環境ラベルに関するものとなっており、環境ラベルが正確かつ検証可能であること、科学的手法に基づくこと、ライフサイクルを考慮すること、技術革新を阻害しないことなどの原則が定められています。
ある物質を、酸化する作用をもつ物質を酸化剤といい、逆に酸素を奪うものを還元剤といいます。酸化とは、相手の物質から水素を奪うもの、相手の物質から電子を奪うことで、逆に相手の物質から酸素を奪うこと、相手の物質に水素を与えること、相手の物質に電子を与えることを還元といいます。
間伐材を利用して製品に付けられる認証マーク。一部の木を伐採することで、残った木の成長を促し、森林を守ることを間伐と呼び、伐採された材木を間伐材と呼びます。グリーン購入法では、間伐材を使用した製品も環境にやさしい物品として位置付けられています。
気候変動に関する国際連合枠組条約 。 大気中の温室効果ガスの濃度の安定化を目的とし、地球温暖化がもたらすさまざまな悪影響を防止するための国際的な枠組みを定めた条約。地球サミットにおいて採択され、1994年3月発効。日本は、1992年に署名、1993年に批准。
牛乳パックは良質のバージンパルプからつくられているため、森林資源の保護のためには、再生することが望ましい。消費者団体や自治体が、使用済み牛乳パックを原料に使ったトイレットペーパーなどの製品にそれぞれ独自の牛乳パックリサイクルの認証マークをつけています。
ガラスせんいや、ナイロンなどをくわえて、強くしたプラスチックです。漁船や、自動車、ヘルメットなどに使われています。テニスラケットのフレームにはカーボンで強くしたプラスチックが使われています。
先進国の温室効果ガスの排出削減目標を定める法的文書とともに、排出権取引、共同実施、クリーン開発メカニズムなどの措置を決めた国際文書をつくり合意しました。
地域の自治会やPTAなどで資源ごみを回収するような共同の取り組みを行っている場合、特定の場所にごみを持ち寄って回収してもらいます。そのような場所での回収を拠点回収と呼びます。
正式名称は、国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律。2001年4月施行。国などの機関が物品を購入する際には、環境に配慮されたものを購入しなければならないとするもので、地方公共団体は国に準ずるものとされ、民間の消費者は努力をしなければなりません。
古紙を40%以上利用していることを示す認証マークで、ノートやコピー用紙、トイレットペーパーなどに表示されています。マークの認証を行っているのは(財)古紙再生促進センター。
廃棄物を化学的に処理して、再利用すること。
建設工事にともなって、排出される廃棄物のこと。建設廃棄物は、最終処分量では産業廃棄物の4割を占めているため、リサイクルが急がれていました。2000年に「建設資材リサイクル法」が制定され、施行されましたが、不法投棄の問題が解決されたわけではありません。
正式名称は、建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律。2000年制定。一定の規模より大きい建設工事をするとき、その工事を請けた受注者に対し、コンクリートや木材などの資材を現場で分別し、再資源化などを行うよう義務づけた法律。
ごみをつぶしたり、燃やして灰にしたりして、容量を少なくすること。運搬や処分をするまえに、行います。
リサイクルは、通常は原料の素材にもどして再利用しますが、原料・モノマー化リサイクルでは、化学的に処理して、一番小さな単位の分子1個の状態までもどして、再利用します。
石炭や石油などから化学的につくりだした材料です。松などの木から出る「樹脂」ににていることから、この名まえがつきました。プラスチックは合成樹脂です。
かたくて、強いポリエチレンです。衝撃に強く、薬品におかされない性質があります。食品のふくろや、バケツ、せんめんき、灯油タンク、パイプ、網、コンテナなどに使われています。
使用済みのプラスチックを、製鉄所で、高炉原料として再利用すること。
1972年6月に世界113カ国の代表が参加して、ストックホルム(スウェーデン)で開催された環境問題についての最初の政府間会議。会議のテーマは、「かけがえのない地球」で、その後の、国連の環境問題への取り組みの基礎になりました。
ごみ集積場ともいう。
ごみステーションともいう。家庭や事業所のごみは、地域のごみ集積場に出すと、回収車が回収します。
ごみを焼却処分する施設。
ごみを焼却するときに発生する熱で蒸気タービンを回し、発電すること。燃料が廃棄物であるため石油使用量を削減でき、発電した電力は自前で使用し、余った電力は電力会社に売ることができます。発電効率が高いものは、スーパーごみ発電と呼んでいます。
廃棄物から熱エネルギーを回収すること。ごみの焼却時に発生する熱を利用し、発電や温水利用することができます。また、ごみを固形燃料にして、燃やす方法もあります。
使用済み製品や生産工程から出るごみなどを回収したものを原材料に使い、新しい製品を作る工場のことです。
いろいろなものをリサイクルするとき、全消費量に対して、資源にもどされた量がどのくらいあるかを再資源化率(消費重量÷再資源化重量)であらわします。また、リサイクル関連の法律では、リサイクルの目標を再資源化率を使って設定しています。その目標や基準は、品目によって違います。
埋め立て処分場のこと。ごみは、収集・運搬されたあと、焼却など、中間処理を経て、最終処分されます。最終処分には、埋め立て処分と海洋投棄があり、海洋投棄されるのは、埋め立てが困難なものに限られます。埋め立て処分場は、廃棄物の種類により、一般廃棄物最終処分場と産業廃棄物最終処分場に分けられます。
原料に古紙を配合した紙(再生紙)を使っていることを示す認証マーク。段ボール、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ノート、コピー用紙などに使われていることが多い。
事業活動に伴って生じた廃棄物のことで、工場で製品をつくるときに出るものや、工事現場から出るごみなど。
容器包装リサイクル法では、容器包装には識別表示が義務付けられています。これは、容器包装がどのような素材でできているかを消費者にわかるようにして、分別しやすくするためです。
正式名称は、資源の有効な利用の促進に関する法律。改正リサイクル法、新リサイクル法とも呼ばれます。資源の有効利用を促進するため、リサイクルの強化や廃棄物の発生をおさえること、廃棄物の再使用などを定めた法律。2000年に制定されました。
正式名称は、使用済自動車の再資源化等に関する法律。2002年制定。自動車のメーカーや輸入業者は、製造・輸入した自動車が使用済みになったときに発生するシュレッダーダスト(破砕された後の最終残さ)などを引き取ってリサイクルする義務がある。そのために必要な費用は、自動車の所有者が新車を買ったときに負担します。
プラスチック製品をつくる一つの方法。高熱のシリンダーによって溶かされたプラスチックの原料を金型に流し込み、一定時間冷やすと、プラスチックが固まり、形ができあがります。この方法を射出成形と呼びます。
木の皮にきずをつけたときなどに、にじみ出てくるネバネバした液です。松やにやゴムなどがそうです。「天然樹脂」ともいいます。これににせて化学的につくったものが「合成樹脂」(プラスチックなど)です。
使用済みの家庭電気製品や自動車、建築資材などは、素材ごとに分別し、回収しますが、細かく砕いたあとに最終残さという分別しにくいごみが残ります。これをシュレッダーダストといいます。
2003年3月策定。循環型社会を形成するために、環境への影響を考慮した製品をつくり、廃棄物等の適正な循環的利用・処分システムなどを、数値目標に基づいて決めた法律。
レストランや家庭などから排出される生ごみのこと。食品廃棄物のリサイクルを促進するために2001年5月1日に食品リサイクル法が施行され、事業者に排出抑制、リサイクルが義務付けられました。
正式名称は、食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律。2000年制定。食品廃棄物の発生を抑え、食品にかかわる資源の有効利用を図ることなどを目的にした法律です。
可燃ごみを焼却する施設。ごみの減量化のために欠かせない施設です。また、焼却の際に発生する熱を利用して、給湯、温水プールの加温、公共施設の冷暖房などに利用される場合もあります。
「エミッション」は英語で排出の意味。地球サミットで「持続可能な開発」が採択されたのを受けて国連大学が提唱しています。たとえば、一つの産業の製造工程で出るごみを、別の産業の再生原料として利用するなど、地域全体として「廃棄物ゼロ」の生産システムを構築することを、セロエミッションと呼びます。
容器包装リサイクル法の対象となる容器包装のうち、ペットボトル以外のプラスチック製容器のこと。
水より軽く、やわらかいポリエチレンです。ポリぶくろ、ラップ、食品容器、シート、高圧電線などに使われています。牛乳やジュースの紙パックは、紙だけだと水分でとけたり、湿気を吸う、においがうつるなどの欠点があるため、紙の内がわと外がわに低密度ポリエチレンのうすいまくがはってあります。
容器包装リサイクル法では、再商品化の義務を負う事業者を特定事業者といいます。
石油の成分のひとつです。地下からほりだした「原油」は、石油精製工場で、気体になる温度の差を利用して、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、重油、アスファルトに分けられます。プラスチックはこのナフサからつくられます。
熱をくわえるとやわらかくなり、冷やすとかたくなるプラスチックです。チョコレートやあめににていますね。ペットボトル、発泡スチロールなど、ほとんどのプラスチック製品は、熱でやわらかくなる性質のプラスチックでできています。
熱(ねつ)をくわえるとかたくなるプラスチックです。いったんかたまったものは、熱(ねつ)をくわえてもやわらかくなりません。ビスケットや陶器(とうき)ににていますね。電気(でんき)のコンセントやおふろの浴(よく)そう、ヘルメットなどに使(つか)われています。
ごみを燃やすときの熱を、給湯などに利用すること。
微生物や菌類などバイオの働きにより生成されたガスのこと。たとえば、下水汚泥や食品廃棄物などを原料とするメタンガス、廃食用油を使ったディーゼルエンジン用燃料、サトウキビなどを使ったエタノールなどの製造技術が開発されています。
廃棄物とは何か、処理責任は誰が負うか、処理方法・処理施設・処理業の基準などを定めた法律。1970年に、それまでの清掃法(1954)を全面的に改めて制定されました。
使用済みのプラスチックのこと。
日常的に使用されるプラスチックのことです。ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレンをさして4大汎用プラスチック、などという言い方をしますが、現在では、安くていろいろな用途に大量に使われるプラスチックは10種以上あります。
フッ素樹脂(ポリエチレンの水素をフッ素という原子におきかえた樹脂)をぬったプラスチックなどです。フッ素樹脂加工したフライパンはこげつきにくく、よごれが落ちやすいのでべんりです。
人工的にたくさんの分子を合成したものがプラスチックです。「合成樹脂」ともいわれます。「プラスチック」ということばは、英語で「自由に形をつくれる。やわらかい」という意味です。そのような性質をもつ製品を「プラスチック」とよぶようになりました。
フレークは英語で、薄片という意味です。PETボトルを8mm角ぐらいに細かくして、よく洗って乾かしたものをさします。作業服、卵パックや成形品の原料として使用されます。ペレットとの違いは、溶かしていないことです。
ごみを素材別に分けて回収すること。
ごみを素材別に分けて出すこと。
使用済みのPETボトルを圧縮してヒモをかけ、ひとまとめにしたものです。ベールは、英語で俵、梱包という意味です。
ポリエチレン・テレフタレート(PET)を原料につくられたプラスチック製のボトル(びん形)容器。清涼飲料、調味料などに広く使われています。容器包装リサイクル法で、リサイクルの対象とされています。
ぺトボトルのリサイクルを推奨するために、次の条件にあった製品に付けられる認証マーク。(1)(財)日本容器包装リサイクル協会のルートで再商品化されたPETボトル再生フレーク、またはペレットが25%以上、原料として使用されており、商品の主要構成部材として利用されている。(2)品質及び安全性については関係法規、基準等に合致している。
pellet 。「小さな球」という意味で、プラスチック製品の原料となる、直径数ミリ程度の粒をプラスチック・レジン・ペレットと呼びます。また、プラスチックをリサイクルするために、原料にもどしたものをリサイクルペレットと呼びます。
材料リサイクルともいう。廃棄物を溶かすなどして、製品の原材料にもどし、再利用すること。
使用済みプラスチックを化学的に処理してリサイクルする方法の一つで、プラスチックを油にもどして、燃料にすることをいいます。
容器包装のごみ。
ゴミの減量化とリサイクルの実現をはかるために、1997年4月に施行されました。再商品化(リサイクル)の義務は、容器包装を利用したメーカー、容器包装を生産・販売した容器包装メーカーなどの事業者が負い、自治体は収集・運搬、消費者は分別の役割を負います。
ひとつの製品が製造→使用→廃棄または再利用されるまで、すべての段階における環境への影響を総合的に評価する方法。投入されるエネルギー量、材料の使用量、排出される二酸化炭素量などを割り出し、環境への影響をはかります。
recicle。廃棄物を再利用すること。紙、鉄くず、アルミニウム、ガラスびん、布、プラスチックなどを原料に戻して、もう一度製品をつくること。
コンビニやスーパー、自動販売機の前や公共施設にある、牛乳パックやペットボトル、アルミ缶などを回収する入れもの。
reduce。ごみの発生を抑制すること。
reuse。使い終わった製品を、ほかの利用法で用いたり、別の人が用いること。たとえば、使用済みの容器を回収、洗浄して、繰り返し利用する「リターナブルびん」(リユースびん)があり、その代表的な例がビールびんです。.
クロロフルオロカーボン(CFC)。エアコンや冷蔵庫の冷媒、電子部品の洗浄、発泡スチロールの発泡材、スプレーなどに使われてきました。しかし、1974年、大気中に放出されたフロンがオゾン層を破壊する可能性があるとの報告がなされ、92年11月のモントリオール議定書締約国会議で、特定フロンの95年中全廃が決められました。
SAN。スチレンモノマーとアクリロニトリルが原料。GPPS(ポリスチレン)にほぼ近い透明性があり、GPPSと比較して、強度、耐候性、耐薬品性、耐熱性などに優れています。
透明性にすぐれた樹脂で、ガラスより軽くてじょうぶなので、内装品、フレームなどに用いられます。メタクリル酸メチルが原料。
EP。熱硬化性プラスチックの一種。金属と接着させやすく、電気、熱を通さないなどの特徴があり、コネクターなど機械部品として使われることが多い。
ポリ塩化ビニル(PVC)のこと。透明で本来はかたいプラスチックですが、軟化させる成分を加えたものを軟質ポリ塩化ビニル、かたいものは、硬質ポリ塩化ビニルと呼ばれています。日用品から、建材まで、幅広く使われています。
セルロースの硝酸エステルである硝酸セルロース約75パーセントにしょうのう25パーセントを加え練ってつくられた世界で最初のプラスチック。玩具・文房具・フィルム・眼鏡フレームなど日常生活に広く利用されていましたが、引火しやすいので、使われなくなりました。
ポリスチレンを数十倍に発泡させたもので、発泡スチロールとも呼びます。純白色で、軽く、断熱性や緩衝性に富んでいるため、食品トレイや魚などの入れものとして用いられています。
フェノール・ホルムアルデヒド樹脂のこと。1909年、米国のべ−クランド博士により発明されたもので、松やにに似ていたので「合成樹脂」という名称がつきました。原料は、フェノール(石炭酸)とホルムアルデヒド(ホルマリン)。ソケットや配線基板、電話器など電気器具に使われています。
熱硬化性のポリエステルの一種。そのままで、塗料や化粧板などに使われるほか、ガラス繊維と混ぜたものは、FRP(繊維強化プラスチック)と呼ばれ、ヘルメット、モーターボートの船体、レーシングカーのボディなどに用いられています。家庭では、浴槽や浄化槽に使われます。
エアコンや冷蔵庫の冷媒(室内と室外の熱を運搬する物質)として使われていました。大気に排出されるとオゾン層を破壊し、地球温暖化の原因となるため、使用が禁止され、代替フロンとして、HFC410Aが使われるようになりました。代替フロンは、オゾン層は破壊しませんが地球温暖化の原因となります。 →冷媒フロン
アミドという物質が結合したものが多数つながってできています。ナイロン6 ナイロン66 ナイロン11 ナイロン12 などがあります。
エステルの分子をたくさんつないだもの(高分子化合物)がポリエステルです。ポリエステルには飽和ポリエステルと不飽和ポリエステルとがあります。一般にポリエステルというと、繊維として使用されるものをさします。
PET。ペットボトルや合成繊維の材料として使われています。テレフタル酸とエチレングリコールを原料とする、飽和の熱可塑性ポリエステルで、薬品に強く、ガスを遮断し、においを保つという、食品の容器包装に欠かせない性質を持っています。
PC。ビスフェノールAとホスゲンからできている樹脂で、非常に強く、透明で、熱に強く燃えにくい性質があります。
PS。スチロール樹脂とも呼ばれます。特徴は、軽くてかたく、透明。成形しやすく、色もつけやすいため、包装フィルム、トレー、コップ、調味料入れなどの家庭用品に多く、使われています。ポリスチレンを数十倍に発泡させたものが発泡ポリスチレン(発泡スチロール)です。
PP。プロピレンというガスが原料で、日本では1962年から作られています。特色は、耐熱温度(100℃〜140℃)が高いことです。テレビ、ビデオ等の家庭用電気製品、バンパー等の自動車用部品、ビールのコンテナー、ラーメン、レトルト食品の包装などに使われています。ポリスチレンを数十倍に発泡させたものが、発泡ポリスチレンです。